InfraDoctor/インフラドクター
商標「インフラドクター」は首都高技術(株)の登録商標です
特願2015-225469
特願2015-019759

1.インフラドクターのシステム概要

インフラドクターは、GIS(地理情報システム)と三次元点群データを活用した道路・構造物の維持管理業務を支援する次世代システムです。
GISと三次元点群データを組み合わせることで、点検・設計・施工計画業務まで、さまざまなシーンで利用できます。これにより業務の効果化と高度化を支援するとともに、将来はCIM※1との連携が期待できます。
※1 CIM(Construction Information Modeling)とは、ICTツールと三次元データモデルの導入・活用により、建設事業全体の生産性向上を図ろうとする取り組みです。

システム概念図

  • Infra Doctor システム画面(イメージ)

GISプラットホーム

MMSで取得した三次元点群データ、映像をクラウド上で統合管理。三次元点群データの多様な展開、全方位動画の閲覧、データ検索機能など多彩な機能をWEBブラウザ上で実現。シンプルで解りやすい操作で使えます。

  • カラー表示
  • 反射強度表示
  • 標高段彩表示
  • 3Dビュー表示

道路管理台帳・点検結果台帳機能

GISとインテリジェントサーチ機能を融合。膨大な維持管理データを空間検索キーで簡単検索することができます。

  • 各種台帳検索
  • 点検結果・履歴検索
  • インテリジェントサーチ機能

三次元点群データを活用した多彩な機能

MMS(モービルマッピングシステム)※2・地上型レーザスキャナなどで取得した三次元点群データの、さらなる活用を広げる画期的な技術を多数開発しました。

変状検出

MMSデータから構造物の基準面を作成し、三次元点群データとの差分を求めることで変状を検出します。この技術によりコンクリートの浮き・剥離損傷なの早期発見とスクリーニング点検への適用が期待できます。

2D-CAD図作成

三次元点群データから構造物の輪郭を自動抽出できます。これによりスムーズな2DCAD図作成をアシストします。図面のない構造物などを維持管理するための一般図や、管理者の異なる構造物を含む図面などを、簡単に作成することができます。

3D-CADモデル化

MMSの計測原理に根ざした効率的な処理を新規に開発し、点群データから構造物の3D-CADモデルを自動で作成できるようにしました。これにより、現物通りの形状のFEMモデルを簡単に作成できます。また、将来的にCIM用データの整備に応用することも期待できます。

保安規制図作成

MMSデータは、レーザ反射強度の違いから道路区画線を明確に表示します。この性質を利用し道路区画線を抽出、保安規制図を半自動で作成します。また、作成した保安規制図を三次元でチェックすることができます。

3D寸法計測

インフラドクターでは、三次元点群データと2Dマップとを連携しながら三次元での寸法計測が可能です。これにより人が容易に近づけない場所や近接構造物の取り合いなどの寸法計測が可能となります。

点検車シミュレーション

橋梁点検車などを3Dモデル化し、三次元点群データ上で動的シミュレーションを行います。これにより最適な点検車の選定や障害物との干渉チェックが行えます。

平面・曲面の自動抽出

MMSデータから3D-CADモデルを自動作成するために、平面・曲面を自動抽出する技術を開発しました。

活用事例

鉄道交差部の空間距離計測

首都高速3号狩場線と京急本線が交差する箇所で三次元点群計測を行いました。これにより首都高と鉄道施設の2D図を作成。首都高桁下の空間距離を確認しました。

伸縮継手交換工事[寸法計測]

高速上を規制して事前に伸縮継手長を計測する必要があります。インフラドクターでは、高速上を規制することなく継手長さの計測ができます。また、協議用の図面を簡単に作成することができました。

路面の段差計測

伸縮継手と舗装との間に段差が有る場合は、段差修正工事を行います。
インフラドクターの変状検出機能を使うことで面的に段差の確認ができます。

コンクリート床版の変状検出

コンクリート床版で変状検出を行ったさいのコンタ図です。赤色が凸部、青・紫色が凹部を表しています。

2.コンサルティング業務とLLPの概要

インフラドクターを使ったコンサルティング業務

首都高技術㈱では、お客様のニーズに合わせて、以下のようなインフラドクターを活用した様々なコンサルティング業務を実施致します。

  1. 3次元点群データの計測
  2. 点群データを活用した各種分析サービス
    • ドライビングシュミレーション
    • 2D、3D CAD図作成
    • 交通規制図作成
    • 施工シュミレーション
    • 変状計測(舗装、法面等)
  3. アセットマネジメントシステム構築(GISと点群データ活用)
    • 各種台帳の電子化サービス
    • 点検・補修履歴との連携

LLPの概要

  • インフラドクターソフトサービス有限事業組合(LLP)では、クラウドを用いて3次元点群データや道路台帳の収納を行うとともに、インフラドクターのソフト提供を行います。
  • これにより、お客様はLLPとの契約を結ぶことによりインフラドクターのソフトサービスを安価で便利にお使いできるようになります。

お問い合わせ

首都高技術株式会社 技術部 インフラドクター課
TEL 03-3578-5768